2015年03月29日

AnimeJapan2015とTAAF原恵一×樋口真嗣トークショーに行ってきました

先日3月21日・22日に、東京ビッグサイトにて「AnimeJapan2015」が行われました。日本最大級のアニメイベントとして、さまざまなアニメのプロモーションや展示、トークイベントなどが行われているこのイベントに、私も両日ともに行って参りました。このイベントには、原監督の最新作『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』も出展されているということで、その様子も覗いてきました。

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『百日紅』はProduction I.G、テレビ東京、バンダイビジュアルの3つの企業ブースで展開されていました。中でも一際力を入れていたのはProduction I.Gブースで、ブースの半分ほどを使って、『百日紅』を大々的にアピールしていました。また、予告編映像に加えて、外国人向けに英語字幕付きのプロモーション映像も上映され、そこでは初公開の本編映像も見られ、より『百日紅』の世界をうかがい知れる内容になっていました。2007年の『河童のクゥと夏休み』、2010年の『カラフル』も、東京国際アニメフェアに出展していましたが、ここまで大きくPRされたのは初めてではないかと思います。それだけI.Gさんはこの作品に自信を持っているということなのかもしれませんね。

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I.Gブースでは、このほか片面に『百日紅』のイラストがプリントされたクリアファイルが数量限定で配布されました。(ちなみに裏面は同じくI.G制作の『ハイキュー!!』でした。)

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テレビ東京のブースでは、I.Gさんほどではないにしろ、壁面の一部を使っての作品紹介と、予告編映像をかけていました。

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バンダイビジュアルさんのほうでは、お栄さんの全身が描かれた壁面が見られたのですが…その向かいが『ラブライブ!』コーナーだったため、それを撮るラブライバーの皆さんたちに邪魔をされて撮れませんでした(泣)

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ちなみに『百日紅』のお隣は、かつてクレしんを共に手がけていた水島努監督の『劇場版 ガールズ&パンツァー』でした。師弟対決ここに実現しましたね(笑)
水島監督にとっては、10年ぶりの劇場監督作品だけにこちらも楽しみです。

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また、コラボレーションショーケースでは「アニメ×47都道府県 コラボレーション」という各都道府県とアニメのコラボ事例を紹介した展示が行われていましたが、その岩手県を代表する作品として『河童のクゥと夏休み』が取り上げられていました。もう公開から8年経ちましたが、未だにこうして愛されるのは本当に嬉しいですね。

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さて、その「AnimeJapan2015」が行われた21日と同じ日には、TOHOシネマズ日本橋で「東京アニメアワードフェスティバル2015(TAAF)」が開催中だったのですが、このTAAFの特別賞アニメアワードを原監督が受賞したことを記念して、急遽原監督と樋口真嗣監督のトークイベントが行われることになり、AnimeJapan終了後、日本橋に向かい、トークイベントの行われるProduction I.Gオールナイトに参加しました。

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原監督と樋口監督のトークが行われる前に、今回初公開となる特別映像が公開されました。その特別映像とは『百日紅』のメイキング映像で、原監督とキャラクターデザインの板津匡覧さんが打ち合わせをしている様子や、原監督がデスクで黙々と絵コンテを描くシーン、そして今作に参加しているアニメーターの井上俊之さんも登場され、雪の描写へのこだわりを見せるところなど、作り手たちの本作にかける、徹底したこだわりぶりが伺えるメイキングでした。そしてそのメイキングのあとには、本編映像の一部が公開され、江戸の街の風景や、そこで行き交う人々の営み、さらに怪奇現象の描写など、『百日紅』の原作の魅力を活かしつつも、原監督らしいテイストが生きた映像の数々に、ますます公開への期待が高まりました。と同時に、この映像は公開までとっておいてほしかったなあと、少し複雑な気分も覚えました。

映像の上映が終了後、原監督と樋口真嗣監督のお二方が登場されトークショーが始まりました。

樋口さんは、このイベント前に0号試写の映像をDVDでご覧になったそうですが、自分の人生においても敗北と言っていいくらいDVDで観たことを大変後悔したようで、映画館のでっかいスクリーンで観るべきだと力説されていました。確かにあの映像の数々は、映画館で観ないとその凄さを体験できないように思いましたね。そんな樋口監督を見て、原監督はしてやったりなご様子でした。

原監督はもともと杉浦日向子さんの作品への思い入れが強く、いつかは映像化したいと思っていたそうですが、原作自体の完成度は高く、逆に自分が原作を劣化させているのではないかと思い悩んだこともあったそうです。しかし作っていくうちに、納得のいく作品になっていったといいます。

それに対して樋口監督は、もがいているようでありながら、映画の完成像が見えていて、そこに向かってやるべきことをやっていると原監督を評価し、さらにメイキングでの原監督の様子を「あれは全部ヤラセだ」と言って場内を沸かせてくれました(笑)
もちろん原監督は否定されてましたが。

現在、制作状況は最終的な直しの作業に入っていて、0号試写よりもさらにクオリティアップを目指して取り組んでいる最中だそうです。原監督が言うには、「そんなもん、直しても分かんねぇよ!」と言うくらいスタッフみんな直したがるとか(笑)
また、メイキングにも登場された井上俊之さんの素晴らしさについても触れられ、井上さんぐらいのレベルになると、出来上がった画はすぐに通してしまうのだとか。作画のほうでも注目の一作になりそうですね。

トークの最後に、原監督は今作について「絶対に損はさせません」と自信の大きさを強く語り、そして樋口監督は「こういう映画をもっと作り出さないと、日本の文化はなくなってしまう」と力説され、さらに次のトークのために通路脇に待機していたI.Gの石川光久社長に向かって「Production I.G万歳!!石川社長万歳!!」と感謝の意を込めて、熱く強く連呼されました。こうして『百日紅』へのさらなる期待が高まる中でトークショーは終了しました。

そのあと続いて、石川光久社長と押井守監督、西久保瑞穂監督のトークショーに移りました。実は原監督のトークショーの直前、押井監督らもスクリーンの通路脇で待機していたのですが、(はっきりと確認したわけではないのですが)そこで押井監督と原監督が談笑している姿を目撃。日本を代表するアニメ監督のお二方が、こうして顔を揃えるなんて凄い光景だなあと思いました。その押井監督も『百日紅』の映像を拝見したそうなのですが、『スカイ・クロラ』以降はアニメから遠ざかっていることもあって、アニメを作っていた頃が懐かしいと感じられたそうです。押井監督のアニメ、久々に観てみたいものですね。

こうして貴重な映像も見られた充実なトークショーは終わり、その後『スカイ・クロラ』『宮本武蔵 ‐双剣に馳せる夢-』『ジョバンニの島』のI.G作品オールナイト上映となったのでした。さすがに昼間の疲れがあって、映画はまともに観れずほとんど寝てしまいましたが(笑)

上映が終わったあと、TOHOシネマズ日本橋のロビーに、原監督が授与されたアニメドールのトロフィーが展示されていたことに気づきました。こちらのトロフィーは、ガンダムなどのメカデザインで知られる大河原邦男さんのデザインによるものだそうです。改めて原監督、アニメドールの受賞本当におめでとうございます。

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アニメジャパン、そしてTAAFとアニメづくしな二日間でしたが、本当に行ってよかったです。これからプロモーション活動もますます活発になってきそうですので、皆さんお見逃しのないよう注目してくださいね。

※モーレツ!原恵一映画祭の方も参加されてましたので、そのルポ記事もご紹介します。
TAAF2015 原恵一監督×樋口真嗣監督トークショー レポート|モーレツ!原恵一映画祭in名古屋のブログ


【原監督イベント情報】
『百日紅』公開記念のトークイベントが、4月21日(火)に大阪のロフトプラスワンウエストで行われるそうです。平日夜の時間ですが、関西の皆さんにとっては原監督の話をたっぷり聞ける絶好のチャンスです。この機会をお見逃しなく。
『百日紅~Miss HOKUSAI~』公開記念 原恵一トークショー – LOFT PROJECT SCHEDULE

【『百日紅』情報】
先日、原監督、杏さん、松重豊さんが『百日紅』の大ヒット祈願イベントに登場されたようです。原監督も和服姿で登場されたそうですね。ちなみに、このあと原監督は新文芸坐のクレしんオールナイトに出席。ベロンベロンに酔ってたとか(笑)

杏、映画「百日紅」の世界配給に自信「海外だけでなく現代の私たちにも新しく映る」 : 映画ニュース - 映画.com

杏、着物姿で「百日紅」ヒット祈願!長編アニメの声優初挑戦 - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)

着物姿の杏に沿道から歓声!日本橋で『百日紅』ヒット祈願|ニュース@ぴあ映画生活

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映画『百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~』お栄役 杏、父・北斎役 松重豊、父娘あでやかに着物姿で、日本橋に登場!ヒット祈願イベント- CINEMA TOPICS ONLINE

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杏、初挑戦のアニメ声優に「関わらせていただけてうれしい」 : 芸能 : スポーツ報知

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posted by チューシン倉 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | 更新情報をチェックする
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