2017年09月02日

藤棚シネマ商店街『河童のクゥと夏休み』上映イベントに行ってきました!

『カラフル』の上映を皮切りに、原監督作品の上映が行われた藤棚シネマ商店街。その上映の最後を飾るのは、今年で公開10周年を迎えた『河童のクゥと夏休み』!今年は8月11日(金)に藤棚地区センター内の体育館を借り切り、16mmフィルムでの上映となりました。

今年は、原監督、キャラクターデザインの末吉裕一郎さん、美術監督の中村隆さん、クゥ役の富澤風斗さん、康一役の横川貴大さんといったお馴染みの面々に加えて、『河童のクゥ』の主題歌「夏のしずく」を歌われた大山百合香さんがゲストで登場。しかも今回は大山さんのミニライブ付きという、10周年を飾るに相応しいプログラムで行われました。

IMG_6648.JPG

今回は広い場所での上映ということもあって家族連れの姿も目立ち、子どもたちの反応も伺うことができました。大人も子供も揃って皆要所要所で時に笑い、時に感動したりといった光景はいつ見ても微笑ましいものがあります。会場の都合で上映途中にチャイムが鳴り響いてしまうことがありましたが(笑)

そして上映終了後、ゲストの方々が登壇され、まずはトークショーが行われました。
原監督は主題歌を歌われた大山百合香さんとは、『河童のクゥ』公開時以来の再会とのことで、久々の再会にお互いにこやかなご様子。その大山さんが主題歌に起用された経緯について原監督が言うには、『河童のクゥ』の製作に入っていたソニーミュージックさんが、何名か主題歌のアーティスト候補に『河童のクゥ』の試写を観た上で、映画にふさわしい歌を作ってほしいと依頼し、コンペ形式で主題歌を決めたそうです。その候補の中に大山さんが含まれており、原監督は大山さんの歌を聞いてピンときたらしく、主題歌に決めたと言います。

大山さんは原監督の作品を観たのはこの『河童のクゥ』が初めてだったそうです。そして映画主題歌はこれが初めてで、それ故に映画のストーリーに、ちゃんと寄り添った曲になっているだろうかと不安になったそうです。しかし、原監督に気に入られて主題歌に決まったときはホッとし嬉しかったといいます。

大山さんは沖永良部島の出身で、島には映画館が無いため、たまに町民体育館で行われる映画上映会で、島民みんなで映画を観るのが、子供の頃の映画体験だったそうです。そこに原監督が、以前にテレビのバラエティ番組で大山さんの弟さんを見たと証言。僻地の島にお嫁さんを呼ぼうという企画で出ていたらしく、弟さんの「姉が歌手をやっている」というコメントではっきりしたそうです。そのことを聞かれた大山さんは事実と認め、さらにその弟さんと嫁さん候補はあの後どうなったかを聞かれると、最初はくっついたもののその後自然消滅したのだそう(笑)

大山さんの主題歌を試写で初めて聞いたという横川さんは「すごく爽やかでクリアな曲だった」と当時の印象を語り、また当時音楽をやっていたということもあって、エレクトーンでメロディーをなぞっていたそうです。また毎年こうして『河童のクゥ』が上映されて鑑賞するたびに、毎年観る目が変わっているといい、だんだん大人も楽しめる映画という意味がわかってきたのだと言います。それだけに、当時どうやって康一を演じていたのだろうかと不思議な気分を覚えるといいます。

富澤さんは、先日シネマノヴェチェントで上映された『カラフル』でも主人公を演じていたこともあり、司会の箕輪さんからは『カラフル』の小林真役の演技について、クゥから少年になりかけの声がハマっていると絶賛されました。冨澤さんは当時のアフレコを振り返り、原監督の演技指導がわかりやすく、その当時の自分にしか出せないものを引き出してくれて嬉しかったと、語ってくれました。

30分ほど行われたところでトークが一旦終わり、いよいよ主題歌を歌われた大山百合香さんのミニライブが始まりました。

NHK「関口知宏の中国鉄道大紀行」のテーマソング「光あるもの」や、エースコック「スープはるさめ」CMソングとしても使われた「小さな恋のうた」、ご自身も好きでオーディションでも弾いて歌ったという「島唄」などを披露。大山さんの生の歌声を聞くのは初めてだったのですが、本当に透き通るような美しい歌声で、聞いていてとても心地よい気分になりました。

IMG_6652.JPG

そして、ライブの最後を飾ったのはもちろん「夏のしずく」。 大山さんは、この歌を作曲された朝本浩文さんが昨年逝去されたこともあり、歌手活動時にお世話になったことや、この曲と出会わせてくれたことへの感謝の意も込めて、歌を披露してくださいました。その強い思いが込められた歌声は、心にずっしり響いてきて非常に感動を覚えました。まさに『河童のクゥ』公開10周年を飾るにふさわしい最高のライブでした。

ライブの余韻が残る中、行われましたのは、お楽しみのプレゼント抽選会!
今回はなんと、 この日のために末吉裕一郎さんが新たにクゥの絵を描き下ろした色紙を持ってこられたのです!他にも、中村隆さんが背景美術やラフ画をコラージュしてまとめたフォトフレームなど貴重なプレゼントばかり!

IMG_6655.JPG
↑こちらが末吉さん描き下ろしの色紙。当選された方に撮らせてもらいました。

でしたが、残念ながら末吉さん描き下ろしの色紙は当たらず…。うー欲しかった…。
その代わり、今回のゲスト陣のサイン寄せ書き色紙がもらえました!ありがとうございます。

shikishi.jpg

こうして藤棚地区センターでの『河童のクゥ』上映会は終了しましたが、
続いてはシネマノヴェチェントに移動してのお待ちかねの懇親会!

IMG_6656.JPG

奇しくもこの日は横川貴大さんの誕生日ということで、今回は横川さんの誕生会も兼ねて行われました。康一くんもすっかり社会人2年目のいい大人に成長。横川さん、お誕生日おめでとうございます!
それにしても今年は誕生会の多いこと(笑)

IMG_6664.JPG

そしてこの懇親会では、なんと中村隆さんが特別に『河童のクゥ』『オトナ帝国』『雲黒斎』の背景美術の生原稿やセル画を特別に持ってきてくださって見せてくれたのです! あの数々の名シーンに使われた資料が直に見られるなんて夢のよう。
私のみならず、懇親会に参加された方ほぼ全員が興奮しきりで、原稿に食いついておりました。残念ながら著作権的にアレなので、ここでお見せすることはできません。ごめんなさい!

今年は公開10周年ということで行われた『河童のクゥ』上映会イベントでしたが、大山さんの生ライブに、ビッグなプレゼント、もう二度と見ることはできないかもしれない貴重な資料の数々と、まさに公開10周年記念にふさわしい、印象に残るイベントになりました!
『カラフル』『温泉わくわく大決戦』から続けざまに、素敵なイベントを企画してくださったシネマノヴェチェントさん、そしてお忙しい中お越しくださった原監督を始めとするスタッフ・キャストのみなさん、素敵なひとときを本当にありがとうございました!

次は10月のモーレツ!原恵一映画祭in名古屋でお会いしましょう。
シネマノヴェチェントさん、そして東京国際映画祭に負けないぐらいの素敵なイベントになるよう頑張ります!

P.S. 大山百合香さんがご自身のブログでも、シネマノヴェチェントさんのイベントを触れてくれてます!
シネマノヴェチェント✳︎|*you'Lee blog*

IMG_6657.JPG

IMG_6646.JPG
posted by チューシン倉 at 22:59| Comment(0) | イベント | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください