2020年08月11日

原監督不在…。異例尽くめのシネマノヴェチェント『河童のクゥと夏休み』上映イベント

夏休み恒例のシネマノヴェチェント『河童のクゥと夏休み』上映イベント。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で一時はどうなるかと思われましたが、今年もなんとか8月8日(土)・9日(日)の二日間にわたって開催されました。例年であればスタッフ・キャスト一斉に集まって行われるのですが、今回はゲスト二組に分かれての開催となりました。

初日8日(土)はキャラクターデザインの末吉裕一郎さん、クゥ役の富澤風斗さん、康一役の横川貴大さん。2日目の9日(日)は、美術監督の中村隆さんと、美術スタッフとして参加された岡部真由美さん、高橋佐知さんがゲストとして来られました。
当初は原監督も参加予定だったのですが、残念ながら仕事都合により今回は欠席となりました。また予定されていた懇親会も中止となり、ゆっくりお話を聞く機会が無くなってしまったのはとても残念でした。

P_20200808_123638_vHDR_Auto.jpg


その代わり今回は、末吉裕一郎さんが所蔵されていた『河童のクゥと夏休み』や『クレヨンしんちゃん』の貴重な設定資料やラフイラストの展示が行われました。撮影禁止だったためここではお見せできませんが、多くが未公開のものばかりで、完成に至るまでの末吉さんの試行錯誤が大いにうかがえました。ページをめくるごとに見たことのないイラストがどんどん出てきて、ずっと興奮しっぱなしでした。一部資料はシネマノヴェチェントさんのほうで預かるとのことだったので、来年以降もこの資料を見ることができるかもしれません。

上映後のトークショーは、登壇者の前方と左右をアクリル板で囲うという万全の対策をとって行われました。言い方は悪いですが、さながら刑務所の面談室のようでした(笑)


今回は原監督が不在ということもあり、監督の前では話せないエピソードをたくさん聞くことができました。初日の末吉さん、富澤さん、横川さんからは、キャラクターデザインやアフレコ演出の面でアドバイスを受けたときの話を明かし、原監督の作品制作に対する姿勢や、スタッフ・キャストへの接し方など監督の真摯さが伺え、大変聞きごたえがありました。ときおり生々しすぎる話も飛び出し、聞いているこっちがヒヤヒヤしましたが(笑)

二日目の中村さん、岡部さん、高橋さんからは、美術の現場スタッフの視点から、作品に対する思いや当時の現場の様子、背景美術の仕事の楽しさや難しさなどを伺うことができました。興味深かったのは、お三方とも自分の担当した背景美術の出来を気にされていて、中村さんも「もっとこうすればよかった」と未だ客観的に観られなかったとか。美術スタッフの性というのも垣間見えたように思います。監督不在だったのは残念でしたが、結果的には新鮮味のある内容ばかりでとても面白かったです。

今年は異例尽くしのクゥ上映会でしたが、毎年映画館でクゥに会えることが、どれだけ貴重なことだったのかを改めて思い知れましたし、皆さん集まってクゥを観れただけでも本当にありがたいことだと思います。今年も途切れることなく上映してくださったシネマノヴェチェントさんには感謝してもしきれないくらいです!

来年は原監督がノヴェチェントに戻ってきて、心置きなく語り合えるようになることを強く願っています。
2日間ありがとうございました!


なお、今回の上映会のトークショーは後日有料配信されます!
今回行けなかった方、お話に興味のある方は是非ご視聴ください。素敵な特典も付いてきますよ~。


IMG_dvtisc.jpg

posted by チューシン倉 at 12:00
"原監督不在…。異例尽くめのシネマノヴェチェント『河童のクゥと夏休み』上映イベント"へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。